木イチゴのプレゼント
梅の収穫でみんなヘトヘトになって、のども乾いたし、少し腰を伸ばして休憩しようと思っていた矢先、たわわに実った木イチゴ発見!
よく働いたご褒美に、お天道様がおいしい木イチゴをプレゼントしてくれたようです。
自然と共に生きてると、こんな日常のシンクロニシティが毎日起きています。
この小さな幸せを感じながら、今この時間を大切に楽しみたいと思っています。
梅雨に梅の収穫
まさに梅の収穫時期に降る雨、梅雨。
今日は、その梅雨の間の晴れ間に梅の収穫。
私たちがわらに来て30年、一度も肥料も農薬もしていませんが、毎年たくさんの梅の実が実ります。
肥料をやらなければ作物ができないという常識はいつ頃から始まったのでしょうか。
自然を信頼する、大地を信頼する、生きていくのに最低限必要な食べ物はお天道様
がちゃんと下さる。
あるがままを信頼する、自然を信頼する、野菜を信頼する、自分を信頼できる、当たり前に感謝する、生きてるだけで百点満点、今年もたくさんの梅をお天道様から頂きました。
一本の梅古木から140㎏。
天地のお恵みと、これを作られた方のご愛念を感謝して梅干しを作らせていただきます。この梅干しが、私達の体の中に入って、自他共にお役に立ちますように。
ありがとうございます。
鰹節工場見学
今回の研修旅行のメインイベント 鰹節工場の見学。
今回はドキュメンタリー映画「千年の一滴 だし しょうゆ」でも紹介された今給黎鰹節店にお邪魔し、頭切り、身卸し、台断ち(サク切り)、篭立て、しゃじゅく(お湯でかつおの身を煮る)、骨抜き、修繕(形を整える)、焙乾(まきを焚き、煙でいぶす)、荒節、裸節、カビ付け、日干しと、なんと半年以上かけて作る全工程を、丁寧に全て見学させていただきました。
世界に誇る日本の伝統食文化を肌で体感させていただき、日本の伝統食の奥深さ、知恵、自然に対する畏敬の念、全てを使い切るもったいないの精神性の高さ、伝統を守る職人さんの心意気と職人技、真剣さ、仕事に対する深い想いとぶれない軸から醸し出されるあたたい雰囲気、人間味あふれる優しさ、家族経営による和、これら全てがハーモニーとなって日本の味・出汁があるのだと感じました。
多くの気づきと学びを頂きました。
日本で料理に携わる者として、この文化を後世につながせていただきたいと強く想いました。
日本文化に栄光あれ。
お天道様ありがとうございます。
もう一軒、近海物の一本釣り鰹に生涯をかけた宮下誠さんの工場にも伺い、ここでも深い感銘を受けました。
来月7月20日(月・祝)にこの宮下さんと30年間二人三脚で日本の鰹節・出汁に人生をかけた稲葉泰三さんの出汁の取り方教室をわらで開催いたします。
興味のある方はお問い合わせください。
花ふさ食事会
九州研修旅行最終日のお食事会。
福岡にある、わらお気に入りの精進料理 花ふささん。
この三日間いろんなお店で食べたけど、やっぱりここが一番やさしいホッとするお味でした。
福岡在住の卒業生 憲君も参加して大賑わい、笑顔と笑いっぱなしの食事会でした。
はな房さん、お騒がせしました。
そして、いつもおいしい心のこもったお料理ありがとうございます。
小麦干し
なんと、今日はときどき太陽さんが顔を出してくれたので、2年目の無肥料・無農薬の小麦干し作業を行いました。
小麦は他の作物に比べ、無肥料・無農薬でも比較的栽培しやすいのですが、梅雨と収穫時期が重なるので、それが毎年悩みの種です。
今年は、昨年の失敗した教訓を生かし、収穫→脱穀→乾燥ではなく、収穫→はざかけ乾燥→脱穀→天日乾燥にチャレンジです。
しかし、この時期いつ雨が降るか分からないので、屋根のある作業場と車を全部外に出して駐車場の屋根の下で干しています。
在来種の南部小麦と農林61号、そして私の朋友 古代小麦の岩田るみさんの手配で今年は古代小麦のスペルト小麦も仲間入りし、うどんにパン、そしてパスタ、夏にはソーメン・・・・あぁー想像しただけでワクワク ドキドキ!
季節のめぐりを感じながら、自然に感謝して食を楽しむ。生きることを楽しむ。
耕作放棄地を、吉田俊道さんの菌ちゃん農法で再起・復活ー耕運整地ー種まきー麦ふみー中耕除草ー収種ー乾燥ー脱穀ー製粉ーパン、うどん、パスタ。
ていねいに生きる。手抜きしないで生きる。
小麦一粒に、豊かさと生きる喜びを与えてもらいました。
お天道様、ありがとうございます。